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赤ちゃんの乾燥肌対策には
洗いすぎないことが大切。
湘南藤沢形成外科クリニックR 総院長
山下 理絵 さん
2017.12.18
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湘南鎌倉総合病院山下先生インタビュー

今回お話を伺ったのは、元湘南鎌倉総合病院 形成外科・美容外科部長の山下 理絵(やました りえ)さん。現在は湘南藤沢形成外科クリニックRの総院長として活躍されています。美容医療界のカリスマと評され、レーザー治療を始め、アンチエイジング、熱傷治療、再生医療、その他形成外科全般にわたり、患者数や手術数でも日本トップクラス。また、化粧品や料理、温泉・スパなど女性ならではの分野にも知識が深く、とても魅力的な女性でいらっしゃいます。

そんな山下先生にインタビューさせていただきました。

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乾燥肌対策には、石鹸で洗い過ぎないことが大切

--- 毎日たくさんの患者さんを診られている中で、赤ちゃんから小学校低学年までの年齢で多い肌の悩みは何ですか?

山下: ドライスキン(乾燥肌)です。


言い出したらキリがないですが、湿疹や水いぼ、自家感作性皮膚炎(局所の湿疹や熱症が痒くて掻いているうちに、うつして全身に広がってしまうこと)など種類はたくさんあります。
アトピー性皮膚炎は少しカテゴリーが違うのですが、ずっとなるものと時々できるものは異なります。ただ、どちらもドライスキンが深く関係しています。


--- 乾燥肌の赤ちゃん・子供を持つママには、どのようにアドバイスをされるのでしょうか?


山下: ママさんには「石鹸をつけて洗わないように」と言っています。


ドライスキン(乾燥肌)の大前提として、洗いすぎるからいけないんです。肌がザラザラしてくるのをつい落とそうとしてしまうんですね。しかもベビータイプの石鹸ではなく、大人のものを使って洗う人が多いんです。さらにシャンプーまで使ったりするので、本来あるべき潤い成分まで全部落ちすぎてしまうの。特に、界面活性剤は一番よくありません。


理想的なのは、汚れや匂いが気になるところ(脇の下、脚の裏、手のひら、お尻まわり)だけを洗って、後はサーっと流すくらいで、洗う必要はないんですよ。


--- 子供のスキンケアで気をつけるべきことはどんなことですか?

山下: 一番は「日焼けをしないこと」と「保湿」。


冬場どうしても乾燥している子には、たっぷりと保湿剤を出します。今はどこでも売っているので、市販のものでも良いんですよ。それと、やっぱり今のお母さんたちはゴシゴシ洗いすぎてしまうから、かぶれている子が多いし、とにかくガサガサしているんです。本当にガサガサ肌が多い。ママさんには「洗い過ぎないこと」も気にかけてほしいですね。


--- やはり患者さんからは乾燥肌の相談が多いのでしょうか?

山下: 乾燥肌の相談というよりも、みんなの肌を見るとみんな乾燥してるから「保湿しなさい」ってこちらから言います。常に保湿、どんな人にも保湿が必要です。

 

 

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​たとえ1分でも、毎日湯船に浸かります

--- 山下先生はお忙しい日々を過ごされていると思いますが、毎日お風呂には入られますか?

 

山下: 毎日入りますよ。シャワーだけでなく、ちゃんと全身浸かります。例え1分でも、家に帰ったらお湯はりのボタンを押して、全身浸かって、これはもう絶対です。

 

--- どんなに忙しくてもお風呂には1分でも入られるんですね。やはり冷えは良くないのでしょうか?

 

山下: 冷えは良くないです。冷え性の人って、足先だけじゃなくて太もも付近まで冷たくなるんです。そういうところを冷やさないようにしないといけません。血流はよくないといけないですね。私も冷え性なので、毎日お風呂に浸かってしっかり体を温めるようにしています。

--- お肌のプロである山下先生ですが、ベビタブに含まれる重炭酸イオンにはもともと注目されていたのでしょうか。

 

山下: 重炭酸イオンだけじゃなくって、そういうものはたくさんありますよね。ベビタブは実際に使わせてもらいましたが、とてもいいと思います。仕事柄いろいろな製品を知る機会が多いので、まずは試してみるんです。入浴剤で嫌なのは、お掃除をするときにお風呂の底に砂みたいのが残るもの。そういうものはもう使わないと思っちゃうかな。

​病院内の売店で販売されています

--- 実際にベビタブを使っていただいた時の感想を教えてください。

 

山下: いい入浴剤は「さらっ つるっ」ですよ。

 

ベビタブは、さらっとつるっとポカポカと温まる、という感じです。お風呂から出た後も他のお湯と違って、足がずっと暖かいように思います。

 

 

--- ベビタブは界面活性剤不使用、成分もシンプルなので赤ちゃんでも安心して使えるのが特徴です。どんな人に使ってもらいたいと思いましたか?

 

山下: ベビタブという名前なので、なんとなく子供のイメージが強いですよね。もちろん赤ちゃんにも使えるけど、実は大人にも効果があるので、親子で一緒に入ると一石二鳥ですよね。

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できるものはできる、できないものはできないと伝える


--- 最後に、山下先生が患者さんと接する際、大切にしていることを教えてください。

山下: できるものはできる、できないものはできないという姿勢です。


ここではここまでできるけど、ここまではできないということをしっかりとお話しすること。よく「放っておけば治りますよ」とか言われるでしょう?それは、たまたまその医師が知らないだけで本当はそうではないことって多々あるから、知らないことに対して「放っておけばいい」とか「そのままにすればいい」と言う方もいます。そうではなくって、必ず自分の分野ではないものは精通した専門家を紹介するようにしています。


--- 確かに患者さんは「どこかに良くなる道があるのでは」と希望を持ちますよね。

山下: 「絶対に良くなる」とは言わないです。


絶対良くなるものに対しては絶対良くなる。ただし、よくならない、治らないものに関しては、しっかり最初に言ってあげる。そこで患者さんが泣いてしまうこともあるんだけど、それでも伝えてあげないとあれもこれもと、無駄なお金をいろんなところに使ってしまうでしょ?だからそうならないように、しっかりと伝えます。


それでも理解できない人は、ドクターショッピング(身体的・精神的な問題に対して、医療機関を次々と、あるいは同時に受診すること)に入るんだけど、理解できる人はしっかりと理解をして、治療をしてくれるんですよ。こちらがしっかりと説明をすれば、しっかりと伝わるから。


--- 山下先生の豊富な経験と知識、一人一人の患者さんに丁寧に向き合う姿勢が多くの人に頼られる所以なんですね。とても貴重なお話をありがとうございました!



 

 

profile

山下 理絵(やました りえ)

東京都出身。北里大学医学部卒業後、同大学病院形成外科入局、形成外科、麻酔科、横浜南共済病院形成外科勤務。横浜市民病院外科、日比谷病院外科、形成外科熊倉整形外科病院整形外科、形成外科、北里大学病院救命救急センター・形成外科チーフ、美容外科チーフ、相模原協同病院形成外科・美容外科を経て、2018年3月まで湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長として勤務。2018年4月より湘南藤沢形成外科クリニックRの総院長。

 

形成外科と美容外科が専門。形成外科とは生まれつきや事故などで生じたケガや傷などの異常を治療し、美容外科はシワ取りや脱毛など正常をより美しくするために手術などを行います。よって、形成外科の一部に美容外科が含まれるのです。

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湘南藤沢形成外科クリニックR

 

公式HP      https://clinic-r.jp/

 

住所        神奈川県藤沢市藤沢571 荒井ビル1階

営業時間  8:00~19:00(水・日・祝日除く)

定休日     祝日(水・日は要確認)

電話          0466-54-4374

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藤沢駅北口 徒歩3分

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